19号 2021年冬

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ペシャワール会の中村哲さんがアフガニスタンで銃撃で死亡したというニュースは衝撃だった。
あらためてその実績を振り返る必要を感じてつくったのが、中村哲特集。
19号では「中村哲の源流 若松に発する血脈」として、中村哲の生い立ち、
正義感の父や、作家火野葦平とのかかわりを通じて、その活動の源泉をたどった。
この時期もコロナ禍で直接取材に行くところは限られていたが、電話での取材、
火野葦平研究者から寄稿をいただくなど、苦労してつくった。
また、コロナ禍で苦しい事情にあるミュージシャンのことも取りあげた。
また19号では有馬家が久留米に来て400年という節目なので、久留米史に
詳しい市の職員、篠山神社宮司、郷土史家などに文化遺産について座談をお願いした。

武藤久登 2023年4月

第19号 2021年冬

特集 中村哲の源流 若松に発する血脈 坂口博
 「佐賀の乱」は足元で起きた事件だった
 地元の子どもたちに伝えたい
 元教師から現役教師へ伝えられた歴史資料 遠山武
〈筑後川ものがたり〉最終回 
 筑後川の戦い(大保原の戦い・大原合戦) 古賀邦雄
〈筑後のミュージシャンはいま その2〉 
 みやざき都さんトーク・ライブ
 箏発祥の地から発信していきたいもの 
〈高専文芸部室から始まる旅〉最終回 金木犀のころ 森敏彦
〈内田麟太郎の詩のふるさと〉 「まご」 内田麟太郎/石川えりこ
〈ぶらり筑後史〉 中世高良山の終焉 樋口明男 
〈僕の名はデボラ〉最終回 奇跡の旅 デボラ 
〈book〉 中国との縁からできた本『夏目漱石の中国紀行』
座談会 有馬氏入城400年 遺した文化を語る
 古賀正美/山田茂人/穴井綾香/山口淳
 田中吉政の時代 江﨑久美子
 久留米藩の歴史をもっと深く知るために 下川和彦 
〈世間遺産 人シリーズ〉 江崎久美子さん
〈書店員☆大井潤太郎のオススメ本〉 
 島田潤一郎『父と子の絆』
〈私のおススメこんな店〉 石橋財団アーティゾン美術館
〈奥八女からのたより〉 「笠原まつり『だっでん祭』」 小森耕太

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