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2023年12月 「海でつながる弧」与那国島編

2023年10月 「あげな・どげな」と箏

箏、一般にお琴と言われている楽器です。
そのルーツが久留米にあるということを
知っている人は少ないと思います。

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編集ing 2023年9月 吉政と「あげな・どげな」

いよいよ復刊第2号が2023年10月に発行になる。
現在その取材・編集作業中(ing)。
特集的なテーマは「田中吉政」。

何者と思いますね。私もほとんど知らなかった。
有馬藩になる前、岡崎から筑後国に入部してきた領主。
筑後に久留米城、柳川城、福島城を含む10の城を築き、
有明海干拓にも功績があった人物。
その普請(土木工事)に長けた人物のルーツを
第2号ではお伝えしようと思います。
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「あげな・どげな」とジャズ!

TALK & JAZZ

以前「あげな・どげな」で地元筑後の音楽家の座談会をやったことがあります。
そのとき、ジャズ界からベーシスト中瀬亨さんに参加してもらいました、それが縁で、ジャズ・ライブ店のことを紹介しました。

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復刊第1号 通巻21号の「あげな・どげな」

「新あげな・どげな」リニューアルスタート

WEB版のごあいさつ

「あげな・どげな」は2012年に創刊した
地元を離れ異郷で暮らす多くの人に地元筑後の情報を届けたい、
地元に埋もれた大切な宝を掘り出して地元の人に伝えたいという
思いだけで立ち上げたローカルな雑誌です。

筑後地方や筑後川流域に特化し限定して、歴史や文化など
自分の読みたいものを自由につくってきました。
フリーペーパーが世に溢れ、雑誌媒体が低迷する中、
あえて有料でしかも広告掲載しない雑誌は続くのか。無謀な挑戦でした。
しかし、故郷を想う読者にご愛読いただき、
協賛金など読者や執筆者などの応援もあり9年間で20号続きました。

2021年夏に一旦休刊したものの、継続を望む声に押され、基金を設立。
ありがたく出版原資ができ、2023年春に新あげな・どげながまたスタートできました。
紙媒体の難しさも感じたため、紙版は会員制の雑誌とし、
広く多くの方々に読んでいただけるよう、WEBでも追って発信することにしました。

WEB版は、まずは雑誌のことを知っていただくためですが、
行く行くは紙版と同じ内容や、WEBの特性にあった発信を行います。

あげな・どげなはあらためて自分の故郷を知りたいと始まった

久留米生まれの私は、田舎が嫌いでした。
高校卒業すると逃げるように関西の大学に入り、東京に就職しました。

一度は捨てた故郷です。
なぜかもう一度帰って、なにか恩返しできればと思うようになっていった。
その移り変わりは、追々語っていくことになるかもしれません。

Uターンに成功していない私がつくる 市井に溢れる記憶、昔と未来をつなぐストーリー雑誌

創刊は2012年。東日本大震災の後、これまでの暮らしを考え直す時期でした。
Uターンという言葉かっこいいけど、実際にうまくいった人のほうが少ないようです。

仕事、家族、友人などの社会関係、乗り越えなければならないことがあります。
また親兄弟、親戚がいなくなると戻るインセンティブがなくなり、
都会で余生を送る人のなんと多いことか。私自身もまだ成就していません。
自分のために出すことにしたが正直なところです。
帰る方策として、仕事のなかで覚えた出版の技術を生かして雑誌をつくれば、
それを通じて新しい人間関係や、仕事も発生するかもという甘い考えもありました。

さて、思惑どおりに発行はうまくいきませんでしたが、
取材の中で、これまでマスコミにも登場していない市井の人の話のなかに面白さを見つけました。

こうした名も知らなかった普通の人の話こそ地域の地霊、
土地に大事に託された歴史の跡、地域のヒストリーだと確信しました。
それを早く文字にしないと語り手は亡くなってしまうという危機感も感じています。

人との出会い、熱量に応えてグッジョブ

雑誌が一定の評価をいただけた理由は、素晴らしい協力者と出会い、
私の熱量に応えてくれ、いい仕事(執筆・取材協力)をしてくれたことです。
それはこれからのWEB版の記事や、
これまでのバックナンバーを見ていただければと思います。

2023年春 武藤久登

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